品質管理: 2009年2月アーカイブ

不良率管理図

user-pic
0
P管理図

P管理図ともいわれ、不良率Pを管理するために用いられる。詳細はP管理図を参照。


関連用語: 管理図

不良個数管理図

user-pic
0
Pn管理図

Pn管理図ともいわれ、試料中の不良個数Pnを管理するために用いられる。Pn管理図を参照。

関連用語: 管理図

不良

user-pic
0
Failure

製造した品目や購入する品物が品質基準からはずれることをいい、基準外となった品物を不良品と呼ぶ。 不良は、製品の機能に及ぼす影響の重要度により、次のように分類される。

致命不良:ガス器具のガスもれや自動車のブレーキの欠陥などのような、使用者に危険であったり、製品の機能そのものが失われるといった致命的な欠点をいう。
重不良:電気器具の断線などのような、製品が目的通り機能せず、使用できない原因となる欠点をいう。
軽不良:製品性能を悪くしたり、効率を下げる原因となるような欠点をいう。また、製品寿命を短くするような場合もこれに含まれる。
微不良:軽不良のような製品の寿命や性能、効率への影響はまったくないが、外装のキズ、塗装ムラといった製品規格や仕様に合致しないような欠点をいう。

非破壊検査

user-pic
0
検査の性質により分類される1つの方法で、品目の商品価値を損わずに行う検査をいう。大部分の検査はこれに該当し、全数検査を行うことも可能である。


関連用語: 検査

破壊検査

user-pic
0
検査方法の1つで、検査対象となっている品目を破壊するか、または、その品目の価値が下がるような扱い方で検査する方法である。これに対して、商品価値を損わずに行う検査を非破壊検査という。


関連用語: 検査
反意語: 非破壊検査

抜取検査

user-pic
0
Sampling Inspection

検査方法の1つで、検査対象になっている品目をすべて検査するのではなく、同一の製造過程を経たある単位の中から一部を試料として取り出し検査する方法である。一般に、単位とはロットを指し、ロット単位に合格、不合格の判定が行われる。


関連用語: 検査
反意語: 全数検査

チェック検査

user-pic
0
検査数量により分類される検査の1つの方法で、適当なサンプルを摘出して行う検査のことをいう。この方法は、抜取検査のように確率基準にこだわらず行われ、品質が安定している品目や、それほど重要でない品目に用いられる。


関連用語: 検査

巡回検査

user-pic
0
検査場所により分類される検査方法の1つで、検査員が適時、製造現場を巡回して品目を検査する方法をいう。したがって、一定の検査工程は設けられない。これは、検査場所への品目の移動が不要となり、製造リードタイムの短縮につながる。


関連用語: 検査

工程検査

user-pic
0
Inspection between Processes

製造過程で行われる検査のことで、ある工程から次の工程へ移る際に行う内作品の検査をいう。これは、不良品が次の工程に流れて損失を生じることを防ぐための目的で行われる。


関連用語: 検査

欠点数管理図

user-pic
0
C管理図

C管理図ともいわれ、各ロットに含まれる欠点数Cを管理するために用いられる。C管理図を参照。


関連用語: 管理図

クレーム

user-pic
0
Claim

出荷した製品が、規格外の品質であったり、またそのものがもっている機能を十分果たさない場合に発生する顧客の不満をいう。クレームは、顕在クレームと潜在クレームとに分けられる。顕在クレームとは、顧客から販売店やメーカーに持込まれたクレームであり、潜在クレームとは、顧客の不満が販売店やメーカーに持込まれずに顧客に内在しているクレームである。前者は、顧客の対応やその原因分析および品質改善が必要となり、後者は、市場調査などにより顧客の内在している不満を顕在化し製品に反映することが必要となる。

管理図

user-pic
0
Control Chart

品質管理図の略で、品物の寸法、硬さ、キズ、歩留などの特性を調べることによって、そのものが属している品物の集団についての情報を手軽にかつ経済的に得るための道具である。管理図の目的は、生産の条件を安定した状態、つまり統計的管理状態に保つことにある。このため、上方と下方の管理限界を設け、管理状態がこの内側にあり安定しているか、それとも線の外側に出ていて異常な状態かを見分ける。管理図は、管理しようとする品質特性によって、図のように分けられる。

mrp_070.jpg

官能検査

user-pic
0
Sensory Test

検査の性質により分類される1つの方法で、人間の感覚(目、耳、舌など)を計器として用い、品目の品質および特性を検査するものである。

関連用語: 検査

受入検査

user-pic
0
Acceptance Inspection

購買品や外注品など、生産活動を行うために必要な原材料や部品を取引業者から購入し、受入れる時に実施される検査である。


関連用語: 検査

x~-R管理図

user-pic
0
x~-R Chart

x~(メジアン)とは、奇数データの時は中央値、偶数データの時は中央の2つのデータの平均値をいう。つまりx~-R管理図は中央値と範囲の管理図を示している。

mrp_050-1.jpg
関連用語: 管理図


x管理図

user-pic
0

X Chart

x管理図とは、個々の測定値の管理図で、管理限界を求めるための係数が、x管理図とは変わる(A2の代わりにE2を用いる)

mrp_050-2.jpg

関連用語: 管理図


C管理図

user-pic
0
欠点数管理図

C管理図は欠点数管理図ともいわれ、各ロットに含まれる欠点数Cを管理する場合に用いる。


mrp_042.jpg
関連用語: 管理図

P管理図

user-pic
0
P Chart 不良率管理図

P管理図は、不良率管理図ともいわれ、不良率Pを管理する場合に用いる。これは、検査ロット(R)を20~25くらいつくり、各ロットから1~5個の試料(n)をとり、不良率を計算する。

mrp_047-1.jpg次に、管理限界線を計算する。

mrp_047-2.jpg各ロットのPと管理限界線により、図のようなP管理図を作成する。これにより、Pがすべて管理限界線内にあれば、製造工程は統計的管理状態に保たれており、Pが管理限界の外に出た場合に、その原因を調べ、処置をほどこす。

mrp_047-3.jpg 
関連用語: 管理図




Pn管理図

user-pic
0
Pn Chart 不良個数管理図

Pn(ピー・エヌ)管理図とは、不良個数管理図ともいわれ、試料中の不良個数Pnを管理する場合に用いる。

mrp_047-4.jpg
関連用語: 管理図


x-R管理図

user-pic
0
x-R Chart

x-R(エックス・バー・アール)管理図は、工程で管理する品質特性値が長さ、重量、時間、電気抵抗、引張りの強さ、純度などの場合に用いる。平均値の変化を管理するためにx管理図を使い、バラツキの変化を管理するためにR管理図を使用する。x-R管理図は、次の手順で作成する。

①データのとり方:検査ロット(k)をつくり、各ロットから4~5個の試料(n)をとり品質特性値を測定する。
②平均値xと範囲Rの計算:ロットごとの平均値xと範囲Rを求める。

mrp_049-1.jpg③管理限界の計算:管理限界線として中心線(CL)、上方管理限界(UCL)、下方管理限界(LCL)を計算する。またこの時、x-R管理図の管理限界係数を使用する。

mrp_049-2.jpg④x-R管理図の見方:各ロットの点が管理限界内にあれば、製造工程は統計的管理状態であり、点が限界の外に出たら異常が発生したと判定し原因を調べ処置する。x管理図で管理限界より外に点が出た場合、長さ7以上の連が現われた場合、それに7点連続して上昇したり、下降したりしている場合などはすべて異常であり、作業方法の変更や工具・機械の摩耗等の原因が考えられる。またR管理図で点が上方限界を超えた場合はバラツキが大きくなったことを示している。原因を早急に見つけ、将来同じことが発生しないよう処置をとることが大切である。
 
mrp_049-3.jpg

関連用語: 管理図





定位置検査

user-pic
0
検査場所により分類される検査の1つの方法で、一定の場所に位置を定めて行う検査のことをいう。これは、品目を1ヵ所に集めて検査した方が経済的な場合、試験のための特殊な設備が必要な場合、および検査時間が長い場合の時、などに用いられる。


関連用語: 検査

最終検査

user-pic
0
Final Inspection

製造過程における検査の1つで、製造工程の最終段階で行う検査を指す。これは、完成品が製品としての要求事項を満足しているか否かの判別がなされ、顧客に対する信用の低下や各種の問題、損失を未然に防ぐために行われる。製造過程には、そのほかに、受入検査や工程検査があるが、これらは購入原材料や加工部品、組立品など構成品を対象とした検査で完成品の検査ではない。最終検査では顧客の要求も含め製品全体を検査する。


関連用語: 検査

出荷検査

user-pic
0
Shipping Inspection

出荷直前に行う出荷品質の確認のための検査をいう。製品製造における最終検査は済んでいても、その後の梱包や運搬、保管期間などにおいて品質が劣化している可能性がある。この劣化には、次の2通りが考えられる。
●人的な劣化:運搬中に起こす変形やキズといった劣化。
●経時的な劣化:変色、さびなどの劣化や、ねじのゆるみなど。
出荷検査は、これらの劣化をチェックし、出荷品質の安定を図るために行われる。


関連用語: 出荷管理検査

持込検査

user-pic
0
検査場所により分類される1つの方法で、業者が品目を発注元に納入する際、自社で検査せず、発注元の工場へ持込んで受入検査を受ける方法であり、一般に広く用いられている。


関連用語: 検査

全数検査

user-pic
0
Total Inspection

検査方法の1つであり、検査対象となっている品目をすべて個々に検査する方法である。これに対する検査方法として抜取検査および無検査がある。


関連用語: 検査

出張検査

user-pic
0
Traveling Inspection


検査を検査場所で分類した時の1つの方法で、購買品や外注品の受入検査を自社で行わず、購買業者や外注業者などの発注先に行って実施する検査のことである。これは、自社に検査設備をもたない場合や、次工程が外注の場合などに行われる。


関連用語: 検査

検査

user-pic
0
Inspection

製造過程において、個々の品目の良品、不良品またはロットの合格、不合格の判断を下すことであり、取扱い品目ごとに各種の方法を用いて測定した結果と判断基準とにより良否を決める。製造過程で行われる検査は、図に示すように大別すると4つある。

mrp_082-2.jpg

このアーカイブについて

このページには、2009年2月以降に書かれたブログ記事のうち品質管理カテゴリに属しているものが含まれています。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

品質管理: 月別アーカイブ

カテゴリ