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設備機械の編成形式の1つ。同一の機能や性能をもつ機械をグルーピングしてレイアウトした職場またはショップをいう。機能別配置法とも呼ばれる。機能や単一作業の管理がしやすい反面、製品や組立品等を製造する全体の流れが把握しにくくなり、各々の仕事(ジョブ)単位でのものの見方になってしまう危険性がある。性格上、どうしてもダンゴ生産となってしまう。少品種多量生産時代の加工部門に多く見られる。

関連用語: フローショップレイアウトライン

Single-skill Man、単能工のこと。単一工程の仕事だけをこなす作業工を指す。

関連用語: 単能工マルチスキルマン

多工程持ち

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製品を造る順に機械設備を並べてライン化を図り、1人の作業者がその流れに沿って、未加工品から加工済品にいたるまで、より多くの工程を持ち、1個ずつ造ることをいう。全体の流れを管理することができるため、在庫のムダもなく、不良も見つけやすい。また短いリードタイムの生産が可能で、納期変更への対応が柔軟になり、なによりも"少人化"の実現がコストダウンにつながる。「縦持ち」とも呼び、JIT生産の基本でもある。(写真20)


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写真20 多工程持ち

関連用語: 多台持ち縦持ち

多台持ち

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同一の仕事において、1人の作業者が同種の機械を何台ももって、同一加工を大量に行うことをいう。単能工・機能別のため、作業ごとにバラツキが生じ、ダンゴ生産になりやすい。未加工から加工済品にいたるまでのリードタイムが長く、納期変更にも対応しにくいばかりか、在庫の山が残る。「横持ち」とも呼ぶ。

関連用語: 多工程持ち横持ち

縦持ち

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多工程持ちの意。ライン化において多くの工程、技能をもつという縦の流れができる。(図89)


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図89 縦持ち

関連用語: 多工程持ち横持ち

多能工

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異なる多工程の仕事ができる(多工程持ち)能力をもった作業工を指す。流れ生産において、作業者の多能工化はJIT改革の条件の1つでもある。

多能工化実践のポイントとして次のことがあげられる。

①徹底した機械の標準化を図り、誰もが同じように操作できる機械にすること
②作業のやり方を徹底して標準化し、特殊作業、例外作業をなくすこと
③多能工化を全社的に推進すること

関連用語: マルチスキルマン単能工

単能工

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単一工程の仕事だけしかしない作業工をいう。通常、同じ機械を複数台担当する多台持ちとなる。全体の流れが見えず、前工程・後工程との流れを意識せずに、造り過ぎのムダを出しやすい。

関連用語: シングルスキルマン多能工

設備機械の編成形式の1つ。製品別配置法とも呼ぶ。製品を造る手順に機械を並べて、ライン化にすること。変化が激しく、顧客第一主義の時代にふさわしいレイアウトの方法といえる。また、従来の大量生産時代でのジョブショップレイアウトとまったく逆の設備配置をとる。(図119)


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図119 フローショップとジョブショップ

関連用語: ラインジョブショップレイアウト

多能工の意。異なる多工程の仕事ができる能力をもった作業工をいう。人の動きからムダを取るといった改革・改善には欠かせない要素。少人化の前提条件でもある。

関連用語: 多能工シングルスキルマン

横持ち

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多台持ちの別称。多台持ちの作業者は、仮にどんなに多くの機械台数を持ったとしてもプレス工はプレス工、旋盤工は旋盤工である。大量生産時代にはそれほどの変化対応もなく、この方法で十分であった。しかし、多品種少量・短納期で、かつ変化の多い現状には向いていない。
同一工程内で複数の機械台数を持つことから「横持ち」と呼ばれる。

関連用語: 縦持ち多台持ち

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