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少人化

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顧客(市場)の要求(変化)に応じてもっとも少ない人(人件費)で効率的に生産することをいう。人員の増減を容易にし、多品種少量の"フレキシブル生産"を実現するための仕組みで、JIT生産方式の機能の1つでもある。具体的には次のような仕組みが必要不可欠である。

●流れ生産・1個流し
●多工程持ち・多能工・立ち作業・助け合い作業
●ライン化・人集め・人離し
●標準化
●非定員制

いい換えれば、「ムダを省いて、もっとも少ない人で対応する」ことで、顧客の要求量をこなすための最少人員を意味する。

関連用語: 省人化省力化

省人化

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「ムダを省かず、単に人(人件費)を省く」ことをいう。
生産計画とは、人・物・機械・作業方法・コストの要素を効率的に組み合わせることである。コスト面だけにとらわれた安易な人員削減はかえって"労働強化"を招く。

関連用語: 少人化省力化

省力化

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「コストは省かず、単に力を省く」ことをいう。受注量の減少や機械化等の自動化により人の作業量が減る一方で、人員数は変わらず作業者の労力を省くだけになる状態を意味する。設備費ばかりか非能率的な人件費と二重にかかるコスト高になる。

関連用語: 少人化省人化

助け合い

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少人化を実現するためのラインバランシングの方法。各作業者の担当範囲を拡大し、隣接作業者間において“助け合い”、作業バランスを調整できるようにする。たとえ標準作業のピッチが狂っても、品種切り替えによるアンバランスの発生、生産数量が日々変動しても対応しやすい。

多能工計画表

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作業者の多能工としてのスキルアップを図るための「目で見る管理」表。作業者の現状のスキル、一定期間のスキルアップ工程(全社的方針・各作業者別)、多能工化の実績、フォロー処理等を記入し随時掲示する。

関連用語: 多能工星取り表

多能工星取り表

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「目で見る」多能工化の1つ。ある一定期間における各作業者の各作業別実績表で、多能工養成のために職場に掲示する。評価はあらかじめ決められた標準作業のタクトタイム・手順等が基本となる。(図90)


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図90 ●記入例『ジャストインタイム生産革命指導マニュアル』、p.678より

関連用語: 多能工計画表

定員制

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作業人員のとらえ方の1つで、各現場・各工程・各ラインの作業者の人数が常に一定であるとする。
定員制を基本に能率向上を考えた場合、生産性(=産出高/投入高)を上げるには、投入高は一定であるわけだから産出高を増やすしかない。高度経済成長の"造れば売れる"時代には、この方法は需要と理に適っていたが、多品種少量生産で市場の変動の激しい時代では、フレキシブルに対応しにくい。
「省力化」や「省人化」等はその例である。前者は需要が減っても機械化にしても、人数が変わらないのでは単に作業者の労力を省くだけとなり、人件費のムダが生じる。後者は需要の変化を考慮せず単に人を省き、新たに定員制を組む。
ゆえに日々変化する受注に応えかつ生産性を上げるには、ニーズに合わせて作業人数を決める非定員制の仕組み(少人化)を取り入れなくてはならない。

関連用語: 非定員制

離れ大島

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別工場とか別棟に大型設備を置き、大ロット処理をしている状態をいう。洗浄や塗装、溶解等の加工部門でよく見かけられる。ラインから離れているため、運搬・造り過ぎ等のムダが発生し、生産の流れを乱す。改革案としては、機械設備の小型化の開発・製作が最大のポイント。

関連用語: 離れ中之島離れ小島

離れ小島

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主ライン工程から離れて、1人もしくは数人で単独に作業を行っていることをいう。袋詰めやワッシャー入れ等の組立作業にそのケースが多い。まずは分散している作業者を1カ所に集める「人集め」、そしてラインに組み込むインライン化がポイントとなる。

関連用語: 離れ大島離れ中之島

離れ中之島

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比較的中規模の機械をもち、ラインから離れて作業していることをいう。これはほとんどの機械加工工場で見受けられる。まず、現状のレイアウトを否定することが先決。そして、新たに設備を工程順に並べ"ライン化"を行う。

関連用語: 離れ大島離れ小島

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