需要予測の最近のブログ記事

サービス部品

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Service Parts

顧客に納入した製品の補修用部品である。一般に、ある製品の一部分が壊れた場合、その製品の修理には壊れた部分の部品だけでなく、その部品を製品に取付けるための部品も必要になることが多い。このようなものをサービス部品として供給する場合は、壊れた部品とそれを取付ける部品をペアにして供給する必要がある。たとえば、図の蛇口をサービス部品として供給する場合、通常はパッキンも付加して供給する。

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関連用語: アフターパーツスペア部品補用品

予測モデル

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Forecast Model

予測に関し、その測定の構造を要因の効果や誤差に分析し、式で表現したものである。予測モデルは、一度設定されると変更されないことが多く、それが長期にわたった場合、全く使いものにならないこともある。モデルはそのつど得られる新しいデータを基に更新されることが望ましい。

予測手法

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Forecast Method

需要予測のための基本となる分析には、市場がその主な対象となる。市場は不確定要素を多くはらみ、かつ開放された経済の活動の場である。このためその分析には、統計理論的分析、経済理論的分析が必要となる。また、経済指標に関連付けた外部のマクロ的分析と企業内を中心とし、市場や商品を対象としたミクロ的分析も必要となる。各企業で用いられている需要予測のほとんどは、製品別需要予測で、これは時系列分析と単純相関分析が基本となる。さらに需要予測を行うための手法として、主に移動平均法、指数平滑法が使われる。

予測誤差

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Error in Forecast

予測は、仮定と不確定要素のうえに立てられている。このことから予測には予測値と実績値の差、つまり予測誤差がつきまとう。通常、予測誤差は、正規分布をなし、その分布の度合は、一般に平均絶対偏差(MAD)で表わされる。


関連用語: MAD

平均絶対偏差

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Mean Absolute Deviation MAD

MADとも呼ばれ、実績値とその平均値との差の絶対値の平均であり、需要のバラツキを算定する場合などに用いられ、次式で表わされる。

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たとえば、次のような4月から9月までの実績値の平均絶対偏差は93.3である。

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関連用語: 予測誤差


不規則変動

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Irregular Component

予測における時系列分析での変動要素の1つで、傾向、循環および季節の各変動では説明できない変動を示す。一般に、識別が難しい多くの因子の存在や各々の関連から偶発的に生じる変動を指す。


関連用語: 時系列分析

販売予測

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Sales Forecast

企業の販売意欲を示すものである。一般に需要と販売は表裏一体であり、需要がなければ販売はない。しかし、潜在需要があっても販売力がなければ実際の需要とはならない。したがって販売予測は、需要予測を基に、自社の販売能力を考慮し、その方法の改善を含めたうえでの立案が望ましい。
Tracking Signal

予測誤差の分布は通常正規分布をなし、このような状態の時は、うまく予測が行われていると、みなしてよい。しかし、あらゆる場合に正規分布をなすとは限らない。トラッキングシグナルとは、予測誤差が正の値にかたよったり、負の値にまとまったりして、偏りが大きくなったことを判別するために用いられ、前頁の式にて算出される。

トラッキングシグナル=累積予測誤差/平均絶対偏差

たとえば、次のようなF1とF2の予測誤差が発生した場合、いずれも平均絶対偏差(MAD)は45である。しかし、トラッキングシグナルはF1が0.22、F2が6となり、F1の予測の方が優れていると同時に、F2の予測は実績データの分析と予測モデルの見直しが必要となる。

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関連用語: 予測誤差

独立需要品目

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Independent Demand Items

工場では、製品、組立品、部品、それに原材料など、数多くの品目を扱っている。これらの品目を需要の観点で捉えると、他の品目とは無関係に、独立して需要が発生する品目と、他の品目に従属して需要が設定される品目とがある。前者を独立需要品目といい、後者を従属需要品目と呼ぶ。 一般に、独立需要品目とは、他の需要とは直接的な関連をもたず予測でのみ、その需要が求められる品目を指す。 このような品目には、製品やサービス部品などがあり、通常、販売部門で扱う品目が対象となる。これは顧客から個々の品目1つひとつに対して需要が発生するのであって、品目同士お互いに需要の関連はもっていない。独立需要品目は、予測や生産計画で対象となる品目である。

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関連用語: 需要特性独立需要
反意語: 従属需要品目


独立需要

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Independent Demand

品目の需要特性には、個々独立して需要が発生するものと、ある需要に従属して需要が設定される場合とがある。前者を独立需要といい、後者を従属需要と呼ぶ。 独立需要とは、単体としての製品やキット製品、それにサービス部品など、顧客からの要求で発生する需要をいう。この需要は、各品目に個別に独立して発生し、他の品目との関連は一切もたず、そのままの形で生産計画の編成に使われる。また、独立需要の対象となる品目を独立需要品目と呼び、通常、生産計画の対象品目であって、MRPでは取扱うことがない。

関連用語: 需要特性独立需要品目
反意語: 従属需要

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