平準化の最近のブログ記事

金太郎アメ

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金太郎アメとは“平準化生産”の俗称で、品種と量の徹底した平均化を意味する。生産計画も月単位だけでなく、日当たり、時間ごとに、より細かな予定を立てる。同一品種を連続してダンゴ生産せず、多品種をどれも均一に工程が進められるように、ラインに組み込む。その結果、リードタイムは短く、かつ生産チャンスが多くなるので、納期変更にも対応しやすい。

混流生産

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1ライン1品種ではなく、1ラインに多品種を混ぜて流す生産方式のこと。ダンゴ生産にならず、常に一定の品種と数量ができ上がる。多品種少量生産の平準化が図れる。(写真16)


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写真16 混流生産

関連用語: 混流ライン

混流ライン

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多品種少量を混ぜて流す組立ラインのことをいう。平準化の一環ではあるが、部品の供給と各作業者の作業量をたえず一定にすることが最大のポイント。こうしたラインバランスを保つためには、設計面での標準化やG/T化、納入面での序列混載納入が必要である。ほかに、ラインの形態としては、助け合い作業による「バトンタッチ方式」や「バイパス方式」等がある。

関連用語: 混流生産

サイクルタイム

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サイクルタイムとはC/Tと略され、品物1つを何分何秒で造れるか、1回の作業サイクルの時間をいう。
多くの場合、サイクルタイム(C/T)はタクトタイム(T/T)と比較され、C/T>T/Tでは欠品を、C/T<T/Tでは在庫になることを意味し、C/T=T/Tの姿になるよう改革がなされる。

関連用語: サイクル表

サイクル表

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同一ラインで複数の品種を流す場合、品種ごとに生産比率を決めて順序づけをして流すある一定の生産順序を表にしたもの。品物ごとのタクトタイムと品種によって、品物を流す一定の生産パターン(サイクル)が生まれる。必要数に応じてこの生産パターンを繰り返す。このサイクル表に基づいて規則正しく生産できることが理想である。しかし実際の物造りには数量の追加や変更による"バラツキ"が生じるものである。これを吸収するために作業調整可能な「自由席」を設ける。逆に一定の生産順序を「指定席」という。(図54)


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図54 サイクル表

関連用語: サイクルタイム

週いち生産

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生産計画において、月産の生産予定数を無条件に4週で割り、各週ごとの計画を立てる。週単位で必ずすべての製品が一巡する生産のやり方。当然、製品在庫が"月いち"より4分の1に減り、生産チャンスは4倍に増える。しかし、週の中味の生産のやり方は、週の前半をA品種のみ、中頃にB品種、後半をC品種というように同一品種をダンゴ生産する傾向がある。多品種少量で平準化生産を図るには、日当たり生産とかタクトタイム生産等といったより細かな生産計画が望ましい。(図66)

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図66 週いち生産計画 関連用語: 月いち生産

タクトタイム

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顧客から要求された品物を1つ造るのに必要となる時間もしくはピッチをいう。これは機械能力や人員数によって決められるものではなく、市場から要求された生産数量と稼働時間が判断基準となる。算出する式は次のとおり。

1日当たりの生産数量=1ヵ月の生産数量/稼働日数

タクトタイム=1日の稼働時間/1日当たりの生産数量(日当たり数)

それゆえタクトタイムで物を造るということは、「顧客・市場の要求する必要数によってラインピッチを決める」ための平準化生産を意味する。

月いち生産

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1ヵ月の中でA品種は月の前半、B品種は月の後半というように、ある期間、同一品種の物を造り続け、月に1回の生産チャンスをもつ「基準生産日程」が前提にあり、これに生産数量をあてはめていく。1ヵ月まとめて造る形になるため、当然ダンゴ生産となる。少品種多量生産時代に通じたプロダクトアウトのやり方。多品種少量のマーケットインに対応するにはできるだけ短いスタンスの生産計画作成と、数多い生産チャンスが決め手となる。

関連用語: 週いち生産

平準化

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JITでいう平準化とは、「徹底した品種と量の平均化」をいう。どの時間帯をとらえても扱っているすべての品種とその生産量が生産比率に比例し均一である。生産計画は、日当たり生産、さらに時間・分・秒単位まで細かく立てるのが望ましい。それだけ生産チャンスが増えるし、計画変更や追加注文にも柔軟な対応ができる。小刻みに生産し即納品するので在庫量も少なくなる。
この平準化を実践するにあたっては、次のことがポイントとなる。

①月産数、日当たり数からタクトタイムを算出する
②タクトタイムを基本にして、タクト表を作成する
③段取り替えや部品切り替えの時間を短縮する
④生産の流れ化を図る
⑤情報を小刻みに伝え、物の運搬は多回引き取りとする。

関連用語: 平準化生産

平準化生産

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JIT生産の基本で、生産計画の段階でロットを組まずに、品種と数量を徹底的に平均化して、どの時期、どの時間帯をとっても品種を均等に生産することをいう。

関連用語: 平準化

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