生産計画スケジューラ(APS : Advanced Planning and Scheduling)による利益増大

-全世界1200サイト以上の工場に導入された生産計画スケジューラAsprovaの入門書

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所要量見える化

 

Q: 原料の種類が多く、

  また、複雑な工程を通って製品が生産されるため、

  原料がいつ、どれくらい必要かの計算が正しくできていません。 

  原料在庫が過剰になったり、欠品が起こったりしています。

  原材料の必要な量とタイミングを

  正確に知るにはどうしたらよいでしょうか?

A: 所要量を計算する方法を説明します。下図は、1つの工程での作業の入力と出力を表しています。

スライド12.JPG

1つの工程には、複数の入力と複数の出力があります。各入力品目が工程に入力されるとき、その品目の歩留まり(良品率)を乗算して、スクラップ数を差引きます。工程で作業が行われると、主産物に関して、やはり歩留まりを乗算して、スクラップ数を差引きます。これで主産物の数量が計算されます。副産物に関しても同様です。

所要量計算では、この逆の計算、つまり、主産物の数量から各入力品目の必要量を求めます。Asprovaの所要量計算では、両方向の計算の機能が可能です。つまり、①現在の原料の数量から、生産される製品の数量の算出、②必要とする製品の数量から、原料の所要量の算出です。また、所要量が非線形であったり、数量の丸めが必要であったりするケースもあるため、任意の数式を与えて計算する機能も必要です。

このような計算は、MRPシステムでも可能です。但し、MRPの固定リードタイムによる無限能力スケジューリングでは、原料の必要なタイミングが正しく算出できません。Asprovaは、有限能力スケジューリングにより、原材料の所要量と必要なタイミングを計算し、原材料の在庫を削減します。

関連項目 : 生産計画スケジューラ(APS)の誕生

関連項目 : < 生産計画コンサルティング コラム5 >

関連項目 : 有限能力バックワードスケジューリング (JITスケジューリング)

関連項目 : 有限能力フォワードスケジューリング

関連項目 : 中期スケジューリング

関連項目 : かんばん品と非かんばん品

関連項目 : < 生産計画コンサルティング コラム13 >

関連項目 : マルチサイト計画


  

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