生産計画スケジューラ(APS : Advanced Planning and Scheduling)による利益増大

-全世界1200サイト以上の工場に導入された生産計画スケジューラAsprovaの入門書

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< 生産計画コンサルティング コラム13 >

 

かんばん方式を導入した工場でも、

生産計画スケジューラによる所要量計算が必要 

 

大型車両を生産している会社を訪問した。この工場ではトヨタ生産方式によるカイゼン活動の結果、製品・部品・原材料の在庫はほとんど見当たらない。この工場では生産計画スケジューラの導入を検討している。担当者のお話だと、トヨタ生産方式でカイゼン活動をしたといえども、原材料所要量の計算はMRPの固定リードタイムで行っている。その結果、原材料置き場は必要以上に早く部品サプライヤから入荷している。ここを最適化すればさらに在庫は減るという計画だ。トヨタ生産方式でカイゼンしたとしても、所要量計算はITの力を借りる必要がある。原材料の購買の計算をMRPで行っていると原材料の在庫削減には限界がある。そこで生産計画スケジューラを導入して原材料の所要量、タイミングを最適化するということである。この場合、生産計画スケジューラが作成した作業指示の詳細データは使われないのかもしれない。しかし、その詳細データは原材料の所要量、タイミングを最適化に活用されている。 

一見、工場の原材料置き場は在庫が少ないようでも、工場外のデポに在庫が山積していることも多い。生産計画スケジューラの計算結果から原材料の発注をすると、在庫をさらに削減させることができる。 

関連項目 : 所要量の見える化

関連項目 : 有限能力バックワードスケジューリング (JITスケジューリング)

関連項目 : かんばん方式と生産準備

 

 

 

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