生産計画スケジューラ(APS : Advanced Planning and Scheduling)による利益増大

-全世界1200サイト以上の工場に導入された生産計画スケジューラAsprovaの入門書

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BOM ( Bill of Material : 部品表)の見える化

 

Q: 生産計画スケジューラを導入したいのですが、

      弊社ではBOMの整備がまだできていません。

      どのようなツールを用いて整備したらよいですか? 

 A: 生産計画スケジューラを立ち上げる最初の関門がBOMの整備です。BOMの整備はデータ量が多くなればなるほど大変な作業になります。BOMエディタはBOMメンテナンスの作業を楽にするツールとして重要です。弊社では、1200以上ある生産計画スケジューラのユーザにアンケートを行い、どんなBOM整備のツールが望まれるかを調査しました。 

●表形式のBOMエディタ 

    ユーザアンケートの結果、最も多かった要望は、「EXCELのような形式でBOMを入力できること」でした。確かに生産管理に携わっている方々の多くは、BOM、オーダ、原材料の管理にEXCELを日々活用しています。日常使用しているツールと同じ操作性で入力、表示するのが最も使いやすいのです。ユーザアンケート結果からAsprovaには、以下のような表形式のBOM入力画面を装備しています。

スライド4.JPG

この表に直接データを入力してもよいですし、EXCELで入力したデータをコピー・ペーストしてもよいです。また、データベースに登録したデータを直接インポートすることもできます。入力も直接この表上に入力するだけです。これは、直線型の加工工程、組立工程や製品数が多い場合に向いています。

●グラフィカルなBOMエディタ
スライド5.JPG

分岐や合流がある場合に、工程の流れが感覚的にすぐにわかります。分岐や合流があるプロジェクト型の生産や複雑な組立てのある生産、製品数が比較的少ない場合に向いています。

このようにBOMを整備して、従来、特定の人の頭の中にだけあった情報を、情報共有するにすることにより、BOMの見える化が進みます。

関連項目 :  スキルの見える化 (スキル表)

関連項目 :  かんばん品と非かんばん品

関連項目 :  パラメトリックBOM 

関連項目 :  マルチサイト計画

 

 

 

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