内段取りの外段取り化によるスループット増大
Q: よく生産管理の本に
「内段取りを外段取り化する」と生産性が向上すると書いてありますが、
どういうことでしょうか? どのようにして可能ですか?
A: 下図をご覧ください。内段取りとは、マシンを止めて行う段取りです。内段取りの間は生産活動が行われません。これを外段取りに変えると、マシン1は段取り中も稼動できます。この例では、内段取りと比較して同一期間における生産量は外段取りの方が2倍になります。
皆さんの工場に一台数千万円する機械があったとします。この場合は、マシン1がその高価な機械です。これから注文が、どんどん多くなりそうなときに、数千万円投資して、マシン1を追加購入するか否か検討することになります。しかし、マシンの追加購入を検討する前に、上のように、内段取りの外段取り化ができないかどうか検討する意味は大いにあります。そうすれば、数千万円の投資をしなくても同じ設備で生産量をアップすることができます。
生産計画スケジューラは、簡単な設定により外段取りの生産スケジュールを作成できます。
関連項目 : 設備や人員の未来の負荷の見える化 (負荷グラフ)
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